短編 難攻不落少女
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衝撃的な事実を知っても、やはりあの笑顔には敵わないようで。今もなお彼女のことを好きでいる。
「松川君って変な趣味してるよね」
「俺はたまたま好きな人が腐女子なだけ」
我ながら厄介な女の子を好きになったものだ。
「ねえ、俺には興味ないの?」
「んー…」
「俺と花巻の関係は?」
「すっごく興味あります」
身を乗り出す程俺より優先される興味対象に深い溜息が出る。
「……教えてやるよ」
そう言って俺は近くにあった彼女の教科書で互いに向き合う顔を隠し、彼女の唇にそっと口づける。
「俺は、こういう関係になりたいの」
BLUE
ゆっくりと夢小説(主に黒ラノ、テニラノ、ハイラノ)を書かせていただいております。 皆さんのお気に入りの作品がみつかりますように。 い...