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(伊織)
大「伊織、心愛の好きな人はお前だ」
伊「俺?」
大「お前」
大貴は優しく微笑んでいた
家に帰って勉強をする
にやけがとまらなかった
日は過ぎて、今日は順位発表の日
掲示板の前には人だかり
もちろん、心愛もいた
順位が発表される
俺は2位だった
心愛は1位
悔しい筈なのに、いつもより悔しくなかった
心愛は俺を見つけると笑顔で駆け寄ってくる
心「私の勝ちー」
伊「そんなに点差ねぇじゃん」
心「関係ないもん」
伊「学年末は俺が1位だから」
心「負けない」
そう言って心愛は友達と教室へ戻ってしまった
大「告んねぇの?」
伊「まだ早いような気がする」
大貴は意味不明と言った顔で俺を見る
俺だって、自分の言っていることの意味が良くわからない
ただ
まだ告白する時期じゃない
そう俺の心が言っていたんだ