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(成)
翌日
目を覚ますと、隣にいる筈の果琳がいなかった
寝室を出てリビングに向かう
キッチンからいい香りがした
「成、おはよ」
「はよ」
朝飯を食べてソファーに座る
色々な話をして、家に帰ろうと玄関に向かう
「じゃあ月曜日に」
「うん」
軽いキスを交わし、家を出た
家に帰ると、弟 凪が玄関で待ち構えていた
「朝帰り」
「うるせぇよ」
「彼女できたんだ?」
「別にいいだろ」
「でも兄貴の学校ってさぁ
「うるせぇ!わかってんだよ!」
「っ…」
「それでも…あいつが好きなんだ」
「まぁいいけど、朝飯は?」
「食ってきた」
部屋に入り、ベッドにダイブする
俺達には両親がいない
だからこそ果琳の気持ちがわかったのかもしれないな
そんなことを考えているうちに、俺は眠っていた