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(蓮華)
｢やだ…っ｣
必死に抵抗するけど、足立君はやめてくれない
涙を流す私を、彼は嬉しそうに抱く
｢お前は俺の女だ、黙ってろ｣
｢や…っ｣
足立君の女になんてなりたくない
私が好きなのは
小さい頃からずーっと、太陽ただ1人だから
初めては全部太陽にあげたかった
足立君なんかじゃなく、太陽に
｢太陽は守ってくれなかったろ？あんなやつやめとけよ｣
私の心を見透かしたかのように足立君はそう言う
｢あいつにとってお前はただの幼馴染なんだよ｣
やめて
もう何も言わないで
そんなこと
私が1番わかってるんだから
