カノキド小説
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実の親が、つぼみをいないように扱う。
それがどれだけ酷なことか、…計り知れなかった。
「…でも、姉上がご飯、くれるから」
「…お姉さん、いたの?」
こくり、頷く。
「…本当の姉じゃない。…母上様の子供。…でも、いらない私でも、優しくしてくれる。家族」
はぐ、と僕が慌てて持ってきたおにぎりにかぶりつきながら答える。
「…お前は、いらない子なのにタダ飯食べさせてやってるんだから、少しは我慢しろって、母上様が」
「…そんなの」
子供にすることか?
怒りで、拳を握る。
「つぼみ、お父さんにきちんと言ったほうがいいよ。母上様に虐められてるって、きちんと」
ぱふにゃん@投稿
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