With you smile … 6

• さらみゃーラノ
• 黒ラノ
• ラノ高

翌朝。

段々と夏に近づいてきているこの時期、

生暖かい空気が漂い、居るだけで汗が出てくる。

その為、早起きして朝練に行く気も失せるのだが、

そんな事はお構いなしに、男子バスケ部は次の大きな

大会、ウィンターカップに向けて、毎日のように

朝練に励む。

勿論、この日も例外ではない。

和成はいつも通りの時間に起床し、いつも通り準備をし、

いつも通り緑間をチャリアカーで迎えに行く。

そしていつも通り、緑間に遅いと文句を言われる。

「1分遅刻なのだよ」

「悪ィ悪ィ！信号に捕まっちまった！」

ヘラヘラと笑い返すのもいつも通り。

そう、いつも通りの1日が始まる。


ーーーーーーーーーーーーー予定だった。