森望×さらみゃー その3
待ち合わせ場所につくと、もう片方のカップルが逆側から歩いてきていた。
男は高身長で、はちみつ色の髪。女は黒髪ですこし背が低い。あれはどう見ても、宮地とさらだ。
こちらに気づいたさらは、ブンブンと手を振ってくる。
「望美ぃぃぃぃぃ!」←
「あっ、さらぁ!」
宮地は今にも走り出しそうなさらの手をぐいっと引っ張り、呆れながら、「危ねぇだろ」と言っているように見えた。
「なるほど…ああやってナチュラルに手を繋ぐ方法があったのか…」
宮地をキラキラとした目で見つめる、由孝をじろっと横目で見て、…その大きな手を握ってやった。
「…これでいいの?///」
「のっ、望美///」
その間にここに辿り着いていた宮地とさらは二人して顔を赤くしている私達を見て、不思議そうな顔をする。
「……どしたの?」
「う、ううん!なんにも!」
「…お前大丈夫かよ」
「…ある意味大丈夫ではないな」
無断転載ダメ、ゼッタイ。 ※今はほぼ浮上してません…※ 旦那 → 宮地清志 ♡ 付き合い記念日 → 2014/5/10 結婚記念日 → 2014/...