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June Bride 3
投稿日:524 0 3…とその前に。
「…お前、何してんだ」
ここに人がいたのなら、皆がそう思うだろう。
笠松も例外ではなく、その質問をぶつけた。
「えっ、あっ、えと、カゴが…」
ももはあわあわと恥ずかしそうに答えた。
確かに、ももの足元にはボールカゴがある。
どうやらそれにつまずいたらしいのだ。
「…そっ、そうか。気を付けろ、よ…!」
それが可愛くておかしくて
笠松は必死に笑いをこらえる。
それを見たももはむっとこちらを睨み付け、
「先輩がカッコイイのが悪いんですよ!全くもうっ!」
「……は!?」
「なんですk……あ…////」
笠松は耳まで真っ赤にしてフリーズし
ももは自分の失態に気付いてまたしゃがみ込む。