☆彼は1人だった・コウヤver☆
セツナとコウヤの生い立ちです。
彼は尊敬する父と兄が居た。
彼は2人に追い付こうと努力した。
しかし、彼がどんなに努力しようと彼自身を評価される事はなかった。
『流石、○○の息子だ』
『○○の弟だから…』
それでも彼は努力し続けた。
いつか2人と肩を並べ戦える日を夢見て。
ある日彼は自身の魔法に驚愕した。
尊敬する父と兄はそれは綺麗な紅蓮の炎魔法を扱う。
しかしどうだ…自らが出してみせた炎は2人とは似ても似つかぬ黒い炎だった。
それを見た家族は彼を蔑んだ。呪われていると。
彼は家を出た。
居る場所がなかったのもあるが…何より…尊敬する父と兄に迷惑をかけたくなかった。
彼は各地を点々としたが父と兄の名声は広く、何処にいっても彼の噂は知れ渡っていた。
誰も彼自身を受け入れなかった。見ようとしなかった。
【彼は 1人 だった】
フォロバは返さない場合あります。ご了承下さい。 (絵師さんは基本返します) 名前: 浅葉亮 (社会人です✨) 出現場所:ふぐと鯨が...