リクエスト
投稿日:
766
0
6
0
時間も着々と過ぎていき、あっという間に部活の時間になった。
しかし、いつになってもクロの迎えは来なかった。
「どうしたんだろ…」
不思議に思いながら、クロの教室を覗く。すると、ただ一人ぽつんと椅子に座って窓の外を見ていた。
「クロ!」
すると、光速の如く驚いた顔でこちらを向いた。首が飛んでいきそうな勢いだった。
驚いた顔の次に「しまった!」と言いそうな顔で急ぎ準備をし、走って私の元へ駆け寄った。
「すまん…!ちょっとボーっとしてて…」
「ううん大丈夫だよ。行こっか。」
私がそう促すとクロは頷き、足を進めた。
まるで私を置いていくかのように思えた。
英沙
どうも毎日、矢巾さんへの愛で溢れてる英沙です。春から工業高校生(*-∀-*) 小説ときどき絵書いてます。 ハイキュー‼︎とワールドトリガーと...