-28.3-
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ボソッと呟くと後ろからクスクスと笑い声が聞こえた
この声…
僕は振り向くとあの人が拳を口元において笑っていた
「…なんですか」
「いやあー、私を探してるなっと思いましてね」
ゾクッ…
君が悪い笑顔だ… 背筋が凍りそうになる
前と同じように目は一切笑っていなかった
「あなたに話があるんです」
「ええ、知っていますよ 晴くん?」
え"っ……
その瞬間まるで時間が止まったような気がしたと同時に吐き気がした
「なんで俺の名前を…」
「可哀想な人ですね晴くんって」
「その呼び方止めてもらえますか?」
「あらそう、私は気に入っているんですけどね ふふ…」
「南でいいです」
「じゃあ南さん あなた何も知らないなんて可哀想ですね〜」
「? なんのことですか」
「本当だったらいいのに全部全部作り上げたものなんて…ぐふっ… 私だったら死にたくなりますよ」
白ミカンの憂鬱
小説 歌詞画かいてます。