はぴたん!
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「 けーじ、おめっ、っと… 」
眠そうに目をこすりながら小さく呟いた彼女の前髪をそっとあげてキスを落とす。
言えたことに満足したのかそのまますうと夢の世界に行ってしまっためぐを名残惜しみながら、ほっこりと温かい幸せに頬を緩めた。
“ これから京治のおめでとうは一番最初にいうから! ”
昔、付き合って1年目、俺の誕生日を祝えなかっためぐが必死な表情で言った言葉を思い出す。
それから、春高が決まった時も、受験が受かった時も、就職が決まった時も、もちろん毎年の誕生日も。だれよりも早くとはいかない時もあるが決まっておめでとうを言ってくれた。
「 めぐのおかげで幸せだよ、 」
そっと頬を撫でるとくすぐったそうに口元を緩めた。
俺も負けないようこれからもめぐの幸せを守っていきたい。
ーー
赤葦くんおめでとー!
蓮
ゆ め か き ___ ✍🏻 ち き ん 🐓 🍴 ...