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に
投稿日:223 0 4水族館のそばのカフェに入ったとき
聞き慣れた声が聞こえた 。
『 みゆうじゃん ! 』
「 え 、涼介 ! 」
『 久々だわ !』
なんて言って話しかけてくるこの人は 都会に住む 私のお兄ちゃん 。
「 なんでいるのよ 」
『 いや ちょっと 仕事の都合でね 』
と優しく微笑むお兄ちゃんは やっぱり かっこよくて自慢 。
少し話をしたあと ばいばい ` って お兄ちゃんと別れると 腕を引かれて
「 こっち向いて 」
って 低い声で圭人に囁かれた 。
「 へ 、」
なんて 可愛げのない声を漏らして彼の方を向くと
「 誰 、あの人 」
っていつもと違う様子で問いかけてくる 。