アンドロイドにキスされた Part6
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「あー、なんも書けない。なんも美しいもの書けない」
蝉の声とじりじり焼けるコンクリートを馬鹿にしながら、私は外よりも蒸し暑い自室で一人パソコンと対峙して小説を書いていた。
くだらない、友達も苦笑するような小説!
「天使なんかいないのに、美しい男なんかいないのに、ばっかみてえ。」
私は汗のせいで額にぴったりついた前髪を乱暴に右手で払うと、衝動的に立ち上がって動き出した。
sugarill
内臓だけ頂いていきますね