月島蛍×彼女小説

投稿日：2015/02/28

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｢ちょっといい？｣
声を掛けられて振り返ると知らない男の人がいた。
｢えっとぉ…｣
｢俺は縁下です。黒崎咲の事でちょっと｣
私は少し嫌な顔をしたと思う。少なくともいい話ではない。
｢何か事情があると思うんだよ。俺にも話したくないって言っててさ、咲は自分から人を虐める奴じゃないと思う｣
｢それは、分かってます。だから……｣
｢裏切られたって思う？｣
私は頷いて下を向く。この人はきっと咲の彼氏か何かなんだと思うけど私には関係ないこと。
｢月島と喧嘩もしてるんだろ？｣
｢え？｣
なんで知ってて
｢先輩としても気になるしな笑まぁ、先に咲の事。咲が今謝って君の誤解が溶ける話をしたら納得いく？｣
｢まぁ、内容によりますけど｣
｢だってさ、咲。｣
縁下さんが後ろを振り向いて彼女を呼んだ。
｢笑心……私…｣
私は彼女の話を聞く事にした。