岩泉一×彼女part37

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｢先輩ー、いますか？｣
先輩に呼び出された私は部屋に恐る恐る入る。
｢っ！？｣
身動きが取れない。
｢ごめんね？強引だった？｣
後ろから耳元に声がかかる。くすぐったくて逃げ出したいと思ったし、先輩が怖かった。
｢そんなに怯えないでよ。唇、奪っちゃおうかな？｣
先輩の顔が近づいて私は抵抗する。
｢やだっ……いっちゃん！｣
先輩の動きが止まった。私は動かない先輩をすり抜けた。先輩は笑顔をこっちに向けた。
｢やっと言った。｣
すると先輩は私の手に何かを渡して出て行った。
｢ごめんね？バイバイ｣
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｢はぁ、疲れたよ。ほら、花、持ってきたよ？｣
返事はない
｢無事に岩ちゃん達の事約束守ったからね？安心して？｣
俺は笑顔で話しかけた。
｢ね、梨花｣
お墓の前で俺は手を合わせて涙を流した。