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You and the last.2
投稿日:280 6 23…え??
な、なんて…??
『いや…、』
『ほんとごめん。
このことは…、みんなに言わないでほしい。』
なんで…、
そんなこと言うの…。
『今日は…、先帰るわ…』
そう言い残して寺島は教室を出た。
わたしはそのまま教室で立っていた。
あまりにも急なことで、
あまりにも悲しくて、
私は何も考えず、教室を出た。
『ぐすっ』
足下から泣き声が聞こえた。
『え??』
そこには、うずくまって泣いている寺島がいた。
私の声に気づいたのか、寺島は私を見上げた。
『〇〇…??』
私はしゃがんで寺島に抱きついた。
『大丈夫。』
それしか言えなくて。
寺島の体は少し震えていて。