ネタバレあり
『本当に、そうなのかなぁ』
『・・・?』
繭は、僅かに声を落とし、伏し目がちに戒人を見て言った
『バースト技術が真に成功すれば、国民はみ〜んな幸せになれるって・・・戒人さんは心からそう思います?』
『さっきから、いったい何が言いたいんだ?』
『だって・・バースト技術を作ったあの初音って人が、戒人さんをバーストにしてくれたんですよね?たくさんの失敗作を出しながら、なんとか世の中に出られた成功例、それがバースト。でも戒人さんを作ったその人は今、成功を喜ぶどころか、全力でバーストを壊そうとしてるじゃないですか』
『・・・!!』
『なんでだろう・・・って、疑問に思いません?私だったら、自分が心を込めて作ったものを、そうそう壊したいとはおもわないかなって』
戒人は、繭の真っ直ぐな瞳から逃げるように目を逸らし、遠くの空に沈んでいく夕焼けの眩しさに目を細めた
『やっぱり、正義って難しいですね』
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