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1話
投稿日:123 0 1ガタンゴトン
ガタンゴトン
いつもの様に少し遅れてきた電車に揺られているが今日は特に変だ。
と言うか先程から足の方に何かが当たってる。
最初は傘でも当たっているのだろうと思ったが今日は晴天だ。
傘など必要ない。
日傘と言うこともあるだろうか後ろの人は男だ。
となると考えられるのは…痴漢…。
嘘でしょ…。
なんで私…。
「おい、おっさん!」
1人悲しみに暮れていると後ろで大きめな声がした。
慌てて振り返ると隣の高校の制服を着た男の子がおじさんの手を掴み今にも殴り掛かりそうな勢いだった