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投稿日:768 0 35「ふぁー……」
朝起きると昨日のことが蘇ってきて顔が赤くなる。
リビングからいい匂いがしてきて
「意識しないっ」
って自分に言い聞かせてドアを開ける。
「お、おはよー」
『おう、おはよう』
うぅ……なんか気まずい。
『早く食べよーぜ』
「うん。」
無言で食べても美味しくないよ…
そんなこと考えてると
『ごちそーさま』
「えっ?!」
早すぎでしょ、、絶対私のこと気まずいと思ってるよね……?
『ごめん、俺まだ仕事残ってたから先会社行ってるわ』
「あ、うん。頑張って。」
絶対嘘。
絶対嘘に決まってる
けど
この気まずい雰囲気から抜け出したくて出ていく涼介の気持ちもわかる。
「もう、どうしたらいいの……?」
誰もいなくなったリビングで呟く