日影
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｢着いた。｣
｢おっ邪魔しまーす。｣
ワクワク気分で家に入った俺は、硬直した。
｢えっと…親は？｣
｢まだ帰ってきてねぇよ。｣
｢へぇ…。｣
なにこれ！気まず！
これじゃまるで、イチャイチャしたかったみたいじゃん!!
いや、イチャイチャしたかったんだけど。
｢部屋で待ってろ。なんか持ってくから。｣
｢おっ、おう。｣
影山の部屋は影山の匂いがする。
影山の知らない一面を知れたようで、嬉しい。
イチャイチャしたいとか恋人らしくいたいとかよりも、俺はただこういう風に影山に近付きたかったんだ。
――――ガチャっ
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仮名
仮名という者です。 〜好きなもの〜 BL、漫画、アニメ(ギャグマンガ日和、湯神くんには友達がいない、ハイキュー、斉木楠雄のΨ難、群青にサ...
