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直樹が記憶を無くしてから何週間か経った。
相変わらず直樹は学校に来ない。
みんなはもう直樹を“不登校”と扱うようになった。
ーーそんなある日だった。
「みなさんに報告があります」
担任の先生が改まった顔で言った。
「山上直樹君が、転校することになりました」
…転校?
「それ、いつですか?」
クラスの女子の1人が聞く。
「これから、空港に向かうそうです」
直樹が…転校…?
「…っ千草さんっ!?」
気が付いたら私は教室を飛び出していた。
直樹のお母さんに電話を掛ける。
なんで…?
直樹っ…行かないで…
記憶なんていい…あの日のことを謝らせてっ…!
『ごめんね。恵美ちゃん。これ以上ここにいると直樹の脳に支障が出るの。今まで…ありがとう』
嫌だよ…
私まだ…ちゃんと誤ってない…!
…気が付くと、私は空港に立っていた。
ヾ(・ω・`)ネェネェ 下まで読んでくれたら嬉しいです!🍓 私が好きなもの💕は… Honey Works、かげプロ、嵐、窪田くん、ラプンツェル、卓球、ゲ...