鬼の小話 感染ジェット
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だが、この辛さは…永琳や妹紅、輝夜によく聞かされていた。決断は…難しい。だが、いきなり光が…優しい光がジェットを包む。天子「な…に…?」…そう、奇跡。突如、スキマが開く。紫「…間に合ったみたいね」天子「…何、が…」紫「早苗よ。全く…奇跡なんてそう簡単に起きるものでもないのにね…」ジェットは…眠っている。安らかに、笑顔で。確かな心音を響かせて。天子「…じゃ、この薬は…いらないわね…」蓬莱の薬。それを、ゴミ箱に投げつける。天子「心配、かけさせて…バカ…」紫は、空気を読んでかスキマからどこかに消えた。室内には、天子の泣く声とジェットの寝息しか聞こえない。ジェット「てん、し…zzz」寝言。天子「…私は、ここにいるわよ…」ジェットの手を、自分の胸に。天子「私は…ずっと一緒にいるからね…!」この後、ジェットは順調に回復していく。奇跡によってもたらされた、自分の幸せを噛み締めて。
濃霧
りんちゃん