Phil=Bentliey過去編:14
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息が切れてきた。
抜け道がない。
どうする。
「…っ、は、はぁっ (誰か…助けて)」
男達の追いかけてくる足音はもう聞こえない。
巻いたかもしれない。
だけど、追いつかれるかもしれない恐怖は消えてない。
ひたすらに抜け道を探す。
「っ、ぁっ…!!!!」
ドサッ
『わっ!!』
さっきまで森の中を走っていたせいか、
補整された道は慣れず、滑ってしまった。
森を抜けたのだ。
目の前には大きな城がたっている。
「はぁ、はぁ、はぁ…(どこ…ここ…。)」
もう走れない。立てない。
追いつかれるかもしれない。
『ねぇ、君、どうしたの?』
うり坂@プロフ必読
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