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花魁道中 第百四十話
投稿日:93 0 2久しぶりに椿と同じ布団で寝る。少し前から別の布団で寝ていた。同じ部屋に徹様と私と椿の三人で川の字になって寝ている。懐かしい温もりに少し安心した。「椿は妹か弟が欲しい?」「うん。欲しいけど…。こうのとりさん忙しいみたいだから、急いでないよ。暇になったら来てくれると思うから」「そっか。じゃあ、暇になったらうちに来て下さいと頼んでおくね」「うん。光ちゃんの所もこうのとりさん来ないんだって。忙しいみたいだからのんびり待つよって言っていたよ」「そっか。」あの人らしいな。ふとそう思った。