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ザッ ザッ
少し大きめのスニーカーが地面を擦り音を立てる。
真っ赤パーカーに黒のスキニ。
首にはヘッドフォンを掛け、フードを深く被り中を歩く。
正直、目線が痛い。
俺は今、青葉城西高校へ向かっているのだが、一向に見つからない。
通行人に話しかけようと近づくが、みんなそそくさと俺の横を通り過ぎる。
知り合いのコーチに電話をかけるが部活中のせいか全く繋がらない。
「溝口くんも酷いよ。道教えてくれたっていいじゃないかっ」
iPhoneを片手に持ち、青葉城西高校を探し続けて約2時間半。そろそろiPhoneの充電が限界に迫っていてきた。
と、思っていた時。
目の前に青葉城西高校の制服を着た少年が数歩前を歩いていた。
英沙
どうも毎日、矢巾さんへの愛で溢れてる英沙です。春から工業高校生(*-∀-*) 小説ときどき絵書いてます。 ハイキュー‼︎とワールドトリガーと...