にゃーご
明かりはあらかじめ薄暗くして
大きいベッドがあって、
そこに男と女。
やる事なんて決まってるデショ?
男はベッドに座っているのに
肝心の女は部屋の隅に座っている。
今日は気分じゃないらしい。
こっちへおいで、と言うと
猫のようにこちらを威嚇してくる
俺に尻尾を振って、
俺なしじゃ生きていけなくなるような
犬になればいいのに
俺はフラっと立ち上がり
よろめく。それだけ
この猫はお人好しなので
「大丈夫?」
すぐ駆け寄ってくる
「最近、貧血で…」
なーんてモチロン嘘♡
「確かに顔が白鼠みたい…」
オレンジの甘い瞳が俺を捉えて離さない
(あ、胸当たってる…)
明日の朝俺の背中には噛み跡と引っかき傷がいっぱいあって
気ままな猫はいつの間にか消えていて
暖かい水溜りをちゃぷちゃぷと
何だかココは君の匂いがする
「(チュウ)」
食べられたのは__
□いつもお世話になっております⠒̫⃝(8月12日更新) ┏━━━━━━━━━━━━ʚ❤︎ɞ━━━━━━━━━━━━┓ コメントの返信が遅くなってしまいごめん...