もう関わることなんてないよね?
奏side
建物の間に身を隠すとその人は手を離し、一息ついた
あたしはヘッドホンを外し、改めてその人を見た
クリーム色のツンツン頭
一般平均的身長を遥かに越える背の高さ
…見覚えあるようなないような
けど、話したことはない。それだけは確かだ
やがて、その人はあたしの方を見て口を開いた
?)〔怪我はねえか?〕
あれ?さっきはあんなに鮮明に聞こえたのに今はかすかにしか聞こえない
とりあえずあたしは頷いた
すると、その人は安心したのかホッと息をつきまた何か話し始めた
話してる内容は分かるけどその声もほとんど聞こえない
さっきのは叫び声だったから聞こえたのかな
…ちょっとだけ期待してたんだけどな
この人は自分の事を知ってるみたいだけどあたしは覚えがない
まだ何か話していたがあたしはペコリと頭だけ下げてその場を後にした
どうせ、もう関わることはないだろう
主に黒ラノ・嵐小説活動をしている看護学生です(*´-`) 嵐にハマってます♪ みんな好きですがどちらかといえば大野くん・二宮くんよりです! ...