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「どうしたの?難しい顔しちゃって」
ビビアンが私の顔を覗き込んできた。
心なしか、嬉しそうだ。
「別にどうってことないわよ。ただちょっと胸騒ぎがするんだ」
「胸騒ぎ?ナロルドちゃんのことかしら?」
「御名答だな。」
というより、厄介ごとは必ずいつもこいつかナロルドが絡んでいる。
…ということ、こいつは分かっているんだろうか?
ナロルドは他の悪魔達が私に押し付けてきた悪魔一の問題児だ。
悪魔になりたての頃から、かなりの力を持っていて、しかもそれを簡単に使いこなし
数多くの上級悪魔を負傷させたという事件は悪魔界の歴史に残る珍事だ。
手に負えなくなった挙句、私が半ば強制的にナロルドの教育係に任命させられたってわけだ。
LENといいます。一応生きています お返事はいつになるか分かりませんが必ずします! 気軽にお声がけ下さい(*´-`*) 最近はツ/イッ/ターラン...