透明アンサー
そうだ、俺は知っていたんだ。あいつが誰もいない教室で隠れて泣いていたことを。
俺はそれを見てみぬふりしてたんだ。なのにアヤノはいつも笑ってた。
そんなことを忘れさせてしまうほど楽しそうに。
どれくらい時間がたったんだろう。どうやら気絶してたらしい。我ながら笑えるな、ほんと。
シ「あいつはここから飛び降りたんだな…」
怖くなかったのだろうか。馬鹿みたいなことを考えてしまった。ここは屋上だぞ?…怖いに決まってるじゃないか。
でもあいつはここから飛び降りていなくなってしまった。
そうだ
ーアヤノと話した日々も折り鶴も全部、全部忘れないようにしようー
たとえすべての人類がアヤノのことを忘れても、俺は覚えていよう。
俺が最後にできることはそれだけだ。
俺は屋上を後にした。
?「…ありがとう…シンタロー…」
完
よろしくお願いします! ∅・*:Good night✡*: ❀.お友達❀. 笹 川 麻 凛 >>❷ 希結っち...♪*゜ ✡HANA✡ 宇宙 ♡みぃ♡ 璢牙。 アイカ_ 優乃華 ...