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side 尚斗
走り去ってしまった彼女の後ろ姿をただ見つめ、その場から動けなかった。
情けなすぎる。
気持ちを言ったところで、こうなるとわかっていたはずなのに。
わかっていても、受けるダメージは大きい。
「クソッ…!」
きっと、璃子は鞄をとりに教室に行ったんだろな…
そんなことを考えながら、教室の横を通ると…
「…そういうふうには思ったことなくて…」
璃子の声だった。
「…うん、」
なぜか悠馬の声も。
俺は、その場を気づかれないように通りすぎる。
あぁ、きっともうダメだろな。
今まで大事にしてきた“トナリ”もなくなるのか?
どこで間違えたんだ…
真。(活動お休み
ゆるり。ふわり。ひらり。