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また、屋上に戻ってきた。
でもまだ、悠馬は少しムッとしてた。
それでも、繋がれた手が離れることはなくて。
そのままで2人並んで腰を下ろす。
「……」
「…怒ってる?」
「ん、」
「何かしちゃった?」
「いや、」
怒っいる理由がわからなくて…無意識に俯いてしまう。
悠馬は私の手をキュッと握って。
「…妬いただけ」
「……へ?」
「海夏のやつもそうだけど、周りでジロジロ見てくる奴いるし」
「なにが?」
「…服、」
服と言われ見てみれば、そういえばメイド服のままだったんだと気付かされる。
「…変だった…?」
「…逆に決まってんだろ、」
「良かった、」
「…俺は今までずっと、妬いてた。
…独占欲強い奴は嫌か?」
「嫌じゃないよ、それでいい。」
そう言うと、今度は嬉しそうに。
そのぶんだけでも、とてつもなく嬉しいんだよ?
真。(活動お休み
ゆるり。ふわり。ひらり。