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またそうやって、私から視線外すことのないセンパイ。
だからこそ、思い出すことが多くなったんだ。
もっと早く逃げていればよかった。
そんなことを思うけど、もう手遅れだろう。
「中学の時…同じことがあった、」
「同じこと?」
「その時、人気だった人に告白されてでも付き合うとかできなかった、」
「……」
「次の日から、周りの人にも友達さえもみんな私を便利なやつとしか“扱わなかった”」
「……、」
思いの外、もういいやと思えば淡々と言葉は出るものだった。
その言葉と共に、涙も出るけれどそれはただ流れているだけに過ぎなかった。
真。(活動お休み
ゆるり。ふわり。ひらり。