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教室に入ればやっぱり、こうなる。
「西水さん、ちょっと来て」
昨日の人たちがまたゾロゾロとやってくる。
連れて来られたのは、ちょうどあの窓からは見えないタヒ角のところだった。
「…イタッ、」
連れてこられれば、すぐさま手を上げてくる。
私はその場に倒れるのを見て、この人たちは嘲笑う。
何が面白いのよ、
「どういうこと?」
「…なにが、」
「朝のことよ!昨日言ったよね、聞こえなかった?」
「……、」
ここで付き合ってるとか言ったら、どうなるかなんて目に見えてる。
でも、そこは嘘つきたくないって自分の中で意地でもあった、
「また、黙りこむ気?」
「……、」
「助けを待ってるの?ここ、見えないけどね」
そう言って、周りでケラケラ笑い出す。
こんなのだったら、いつになってもセンパイに見てもらうことすらできない。
真。(活動お休み
ゆるり。ふわり。ひらり。