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投稿日:
2001
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もちろん、起こしてくれるだけじゃないけれど。
航がいることも当たり前になってるんだよな。
後ろの席にいる航の方に、向きをぐるりと変える。
いきなりのことで驚いたのか、航は目を見開いている。
「な、なに」
「航、」
「…どうした?」
「これからも、私のこと朝は必ず起こしに来てね」
「なんだよ、急に。」
「遅刻はしたくないの!」
「馬鹿か」
「イタッ!」
こっちは真面目に話してるのに…、
私は航からデコピンを食らう。
でも、こんなことを言っても航の答えを知ってる私はちょっとずるいかも。
そう言ってくれるとわかってて言うのだから。
「当たり前だろ」
「……うん」
ほらね、
航は絶対にそうだとわかってしまっている自分がいるのだ。
真。(活動お休み
ゆるり。ふわり。ひらり。