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しっかりと顔は見れなかったけれど。
なんだかずっと笑ってるような。
「はい、落ちてたぞ」
「あ、ありがとう…ございます」
そう言って、手を伸ばした時やっぱり手も腕もかすかに震えていた。
先輩から、生徒手帳を取ろうと手をかけてもなかなか離そうとしてくれない。
「あ、…あのっ、…」
「キミ…あの時の子じゃん!」
「…へ?」
そう言って今度は生徒手帳ごと、私の手を握って離さない。
もう私は倒れてしまいそうなほどの感覚に落ちる。
先輩はとても目をキラキラと輝かせていて。
私はすこしパニックで頭が真っ白になる。
真。(活動お休み
ゆるり。ふわり。ひらり。