腐乱を愛する唯一の方法
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「こんばんわー」
物怖じせずストレートに入る。
彼女がさっ、と素早く私の存在に気づき振り替える。手には人形が握られていた。どうやらお人形遊びでもしていたらしい。
「あなた何者?」
うろんな瞳で私に尋ねる彼女。
「あなたのファンの人間です」
包み隠さず答えた。歯に衣着せぬ人間なもので。
「人間…ふーん」
彼女の反応はさっきと変わらずつまらなそうなものだった。
「じゃあ貴方私の遊び相手になれるかしら?」
「おう!遊びならまかせんしゃい」
即答して彼女に近づく。
「で、なにして遊ぶんだ?」
「貴方で遊ぶのよ」
へ、私で?いやいや何もヤマシイ事は考えてないですよ。若干赤面しつつ悶えていたが彼女の前なのでシャンと気を直す。
「はい、どーん」
右腕が吹っ飛んだ。
え?
raIny
カンノミフォファイナルミックス