腐乱を愛する唯一の方法
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「おー、これこれは、おほー」
…誰かの声が聞こえる。
「てゐ、そんな○体に構わず帰るわよ」
「いやあ、八意さま、この人間まだ生きてるみたいなんですよ」
八意さま?もしかして、永遠亭の賢者か?
朦朧とした目を開け、うつ伏せだった顔を上げる。
少し動くと全身に亀裂が入ったような痛みが走った。
「うおっ、まさか動くとは。あんたマジで人間?」
兎耳の少女が私の体をつついてくる。やめてくれ痛い痛い。
「…貴方、よく生きてるわね。普通なら○んでる傷なのに」
兎耳の少女に八意さま、と呼ばれた女性が私を見下ろしながら話しかけてきた。
私は全身が怠くて汗がダラダラだがなんとか生きてるみたいだ。段々痛みが麻痺して頭の先がスーッと冷たくなってきているが。
「…でもあまり長くはないみたいね」
○ぬのか私は、頭がフラフラで実感が湧かない。
このまま○ぬのは嫌だ。まだ、やり残したことがある。
raIny
カンノミフォファイナルミックス