コードブルー小説

投稿日：2018/10/31

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雪村には何があったのかよく分からなかった｡パッと後ろを向くと白石が倒れていた｡

「白石先生!!!!!!!!」

「...雪村さん??」

雪村が焦って目に涙を溜めながら白石のところへやってきた｡

「大丈夫ですか??」

白石は何とか意識があったが頭から血を流していた｡

「いっ...大丈夫...でもこれじゃ走り回れないな...」

自分の足を確認しながら呟いているとポタっと地面に血が落ちた｡白石は「えっ???」と頭を触り頭を少し切ってしまっていることを知った｡それと同時に雪村が何故あんなに焦っていたのか理解した｡白石は雪村を少しでも安心させようと「これくらいの傷大したことないよ｡」と言った｡

「でも...」

「それよりここ誰かと変わってもらわないと私じゃ対処できないな...」

白石がどうしようかと迷っているとシーバーから緋山の声が聞こえてきた｡