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私はびしょ濡れになったままプールサイドへと上がりベンチに腰を掛けた。
勇斗 「 ○○先輩! 」
○○ 「 あ、佐野くん。」
後輩である佐野くんは私の隣に来た。
勇斗 「 仲良いですね、将暉先輩と健太郎先輩とっ 」
といきなり言い出す。
○○ 「 うーん、けんちゃんの小学校からで将暉は生まれた時からの付き合いだからね。 」
私は少し説明をした。
勇斗 「 男達は嫉妬しちゃいますよ ? 」
○○ 「 そんなことないよ。笑 」
佐野くんは私の前にぴょこっと出てきて言った。
「 少なくとも僕は。 」
○○ 「 じょ、冗談やめてよ〜笑 」
勇斗 「冗談だと思っててもいいですよ ? 僕、本気ですから。 」
真剣な顔で言う佐野くんはいつもと違くて、
少し胸が高鳴ったのは気のせいだろうか。
open↓ 咲 帆 さ ほ 小説「その日の希望」書いてます。 なるべく定期的に投稿しようと思ってます。 いいね・コメント嬉しいです...