15匹目 本名

• 銀メル魂
• 銀☆夢
• 鴉のイメージ画
• 表紙と紹介画で少し違います
• すみません

雪「う……ここは…？」

ふと目を覚ますと見知らぬ部屋。窓もなく位置を特定するのも難しい様だ。

辺りを見回しているとドアが開いた。

鴉「目覚めたか、雪」

その後ろには私と同じくらいの鳥の仮面を付けた少女が覗いていた

雪「鴉っ……！！」

攻撃しようとしたが、手と足が何重もの鎖で繋がれていて、上手く動けない

鴉「うーん、鴉って別名だから本名で呼べよ、蘭ってさ」

そう言いながら青い髪と青い目の青年はこちらを見据えた

雪「ら、蘭…本名は鴉じゃなかったのですね…そちらは…」

そう言いながら薄い桃色の髪の仮面を付けている少女を見た

？「覚えて…ないだろうけど…私は暁。兄さんの左腕…」

仮面をとった少女は表情がなく、しかしその顔には見覚えがあった

雪「暁…貴女…なんで…っ！」

師匠の弟子として共に歩んだたった1人の仲間、暁だったー