十
またか。
そう思いながら目を開けると、視界にコムイが見えた。
「気分はどう?」
心配そうに問いかけるコムイ。
「…最悪な目覚めだわ」
「えっ、そんなにキツイ!?」
昔の夢を見た事が最悪なのよ。
「ジェリーにおかゆ作ってもらったんだけど、食べれるかい?」
「生憎だけどお腹は空いてるの。」
そう言うと、コムイは薄く笑いながら私の体を起こしてくれた。
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「ジェリーは料理の天才だと思う…」
土鍋に入っていたおかゆは、私のお腹に消えた。
「本当、食欲凄いね」
「それは私への嫌味ととって良いのかしら」
「…とんでもない。熱あるのにこんなに食べれて素晴らしいじゃないか」
そう思ってるなら頬に滴っている冷や汗どうにかしなさいよ。
「もう一回、熱計ろうか」
コムイは体温計を取り出し私に渡した。
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