#33
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【…貴くん…、大貴くん!!】
「、ん?」
「あれ、もう放課後?」
彼女の声で我に返り、見渡すと教室には誰もいなかった。窓から見える景色はオレンジ色で外からは人の声が聞こえてくる。
【大貴くん、朝からボーッとしすぎ!】
「はは、わりぃわりぃ」
少し怒り気味に口を尖らして言う彼女は俺も思わず可愛いと思ってしまうほどだった。
でも、
あいつへの“可愛い”とはなにか違った。
【…大貴くん、このネックレスいつもしてるよね】
「触んな!!」
反射的に出た言葉に自分でもびっくりする。首元に伸ばされた手を思わず振り払ってしまった。
さ く ら り ん ご ○♪.°
▽ᵒᴾᴱᴺ▽ 小 説 屋 で す ゚。*♡ < < 君 の 全 て を 愛 し て い た い > > < < D ...