#39
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その時だった。
((あんたさえいなければ…))
そんな声が聞こえた。
後ろを振り返ろうとした時、ドンッと背中を押された。
運が悪い。ちょうど階段を降りようとしていた時だった。
下に落ちていくとき、私の後ろにいた人が見えた。大貴くんの彼女だった。
「え、…」
ドンッ
ゆっくり目を開けた。
痛いと思っていたのに、あまり痛くなかった。すぐに気がついた。
「大貴くん、!!」
大貴くんが私を抱きしめるようにかばってくれていた。
「大貴くん!大貴くん!」
何度呼んでも大貴くんは目を開けない。
世界がモノクロになる。
神様、これは何かの天罰ですか?
さ く ら り ん ご ○♪.°
▽ᵒᴾᴱᴺ▽ 小 説 屋 で す ゚。*♡ < < 君 の 全 て を 愛 し て い た い > > < < D ...