優沙リクエスト!!
「よし、出来た!はなみゃー、ありがとうございます!」
「お前はいい加減殺されたくなきゃはなみゃー呼びヤメロよ。」
「私はこれ資料室持ってくから、じゃーねはなみゃー」
プリントをトントンと整えて私は席を立とうとしたが、何故か花宮も席を立つ。
そしてプリントを半分奪われた、おそらく運ぶところまで手伝ってくれるのだろう。
「ねーはなみゃー、どういう風の吹き回し?ゲスゲスな君が自ら手伝ってくれ?なんて、嵐くるの? 」
「お前は人の好意を素直に受け取らなさすぎだろ、あとゲスゲスなのは優沙もだろうがバァカ。」
[知ってんだぜ、お前が俺らの試合こっそり観にきてラフプレーに点数つけてんの]
そう耳元で囁かれ、不意打ちの至近距離と低音ボイスに思わず顔が赤くなるのが分かった。
(まさか気付かれてたとはねー)
花宮が何故私に気付いていたのか、その理由を私はまだわかっていなかった。
愛知住みの専門学生。 介護福祉士になるための勉強中で、内定も決まり、来年からは病院でお勤め始まります! 弱虫ペダルの荒北靖友がお嫁さ...