クチナシ視点、その2
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16年前、軍の国の郊外の方にあるゴミ捨て場に捨てられ衰弱していたところ、警ら中だったヤツギに発見保護されたのだ
そして保護時、身元を示すものは何も持っていなかった事、わざわざ他の国のやつが軍の国に子供を捨てに来るとは考えにくいかった事もあり、国籍を軍の国という事にしていたのだ
可能性としてあるのは父親の方だろうか、ツバキは父親の顔も名前も知らないと言っていたしな
『とりあえず、二人の意識が戻ったら改めて詳しく話を聞く必要があるな。ところでそっちはどうだ?』
「あーー、こっちもちとやばい事になってな。」
『どゆいうことだ?まさか!』
「そのまさかだ、リデルが暴走した。
んで、なんとか気絶させる事には成功したがってところだな。」
『わかった、お前今どこにいる』
大体の状況を察したのか、通信機の向こうでヤツギの声色が変わる