怜の追憶回想録
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月も、草木も、忌忌しい彼奴らも、君…も
眠る午前二時
僕は目を閉じた
現れたのは――君と僕
徐々に壊れていく君を
見、震え崩れていく僕は
ただ泣いて、ただ叫んで
ただただ青に染まっていく
君の身体は烈火のように熱かった
でも・・・
君の言葉は氷柱のように冷たかった
『―??―??―??―??―??―』
『―?―サ、ヨ、ウ、ナ、ラ』
そう、まるで…否、本物の機械だった
月も、草木も、忌忌しい彼奴らも、君…も
眠る午前二時
僕は目を開けた
現れたのは――君だった