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2話
投稿日:1091 0 7銀八「んじゃ席移動ー」
気怠そうな声と共にがやがや言いながら席を移動させていく。
紫苑の隣は高杉になる。
高杉の席は前回と変わらなかったようだ。
いっそのこと
"目が悪いので前にしてくださーい"
と最も原始的な席チェンジを申し立てようとしたが、
生憎視力はいい。
クラスで有名なほどいい。
紫苑は潔く諦めることにした。
『.........』
高杉「.........チッ...」
『え...なんで舌打ち......?』
流石に傷ついたが、
『よろしく...』
そう笑顔で声をかけてみる。
高杉は「あぁ」と一言。
でもその一言は紫苑にしてみたら意外な一言だった。