第338話 隠し事 by.彪絆

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目を開けると
大嫌いな兄貴がいた


敦「起きたか」
彪「絵里…奈…」
敦「絵里ちゃんは…」


兄貴の表情が曇った


彪「うっ…」
敦「お前、まだ動くなって」
彪「絵里…奈…が…呼ん…で…る」
敦「絵里ちゃんなら大丈夫だから。お前は休んどけ」
彪「や…だ」


ｺﾝｺﾝ

柊夜が入ってきた


彪「柊…夜」
柊「起きたのか」
敦「目覚ましたか？」
柊「いや、まだ…」
彪「絵里…奈…どこ」
柊「敦にぃ、まさか」
敦「ばか、今のこいつにそれは…」


ふたりが俺に隠し事をしているのが分かった

しかも、絵里奈にまつわることで
それがあまりよくないことだと
ふたりの態度で分かった