第51夜
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その頃、
アラジンは旅の支度を整え
街を出ようとしていた。
アリババや、モルジアナがいるであろう
丘の上の宮殿を振り仰ぎ
彼は思う。
______ごめんね、アリババくん
でも…
もう君とはいれないんだ。
大丈夫、アリババくんは僕がいなくてもやっていける。
こんなにもたくさんの人々が味方でいてくれる
アリババくんを助けてくれる人はたくさんいる
…だから
もう僕がいなくても大丈夫
アラジンは宮殿に背を向けると
どこか遠くを目指して歩き始める
はずだった
?「おい、本当にいいのかよ?」
アラ「??」